2020年8月17日

 

 

AWS導入事例】 

 

富士通株式会社 デジタルビジネス事業部 様

 

 

 

 

 IT業界を幅広く取り扱っている富士通株式会社について

 

富士通株式会社は、幅広い領域のプロダクト、サービス、ソリューションを提供しております。近年、IT企業からDX(デジタルトランスフォーメーション)企業への転換を図り、多様な業種・業務におけるデータを、AI(人工知能)やIoTなどのテクノロジーに注入し、新たな価値を創造しようとしております。

お客様を取り巻くビジネス環境の激しい変化や、ニーズ多様化に対応するため、全てのステークホルダーに価値を提供することをビジョンに掲げ活動しております。

 

  AWSでスピーディーな案件支援に着目

 

ベンチャー・スタートアップ企業にとって、スピードは何よりも大切であり、ビジネスの生命線と言っても過言ではありません。

富士通デジタルビジネス事業部には、そのようなベンチャー・スタートアップからの案件が多く寄せられており、クラウドのニーズが高まっておりました。

従来のオンプレミスは、高額なデータセンター利用料がかかるだけではなく、サービス立ち上げに数週間のリードタイムを要します。

一方、クラウドを使用すると、迅速なリリースにより、サービス実現の加速化に注力することが可能になります。

そこで、弊社クラウドチームは、一部の新規案件を最初からAWS上で構成することを富士通事業部に提案いたしました。

理由として、クラウド業界世界シェア一位のAWSは、膨大なクラウドノウハウを有するほか、マネージドサービスも多く取り揃え、サービス構成運用の利便性の向上が期待できるからです。

201912月に富士通事業部に採用され、本格的にプロジェクトが始動いたしました。

 

 共通基盤を土台にした一括監視運用基盤

 

プロジェクト始動後、今後AWS上にリリースされる富士通事業部すべての案件を、一括運用監視できるように、まず共通基盤を作成することに決まりました。

20203月に、共通基盤の構築が完了しました。運用の一元管理、監視運用の画一化を図った共通基盤では、AWSの監視サービスを利用するだけでなく、富士通自社が開発した運用監視ソフトウェアやZabbixも導入し、基盤上のインスタンス状態を可視化させました。

あらかじめ各種監査が完了している運用監視基盤を利用することにより、サービス構築側は非機能・運用要件の検討、設計を省力化することができ、運用の統一化、機能と品質の画一化を図った基盤価値を見据えております。

また富士通が内部開発したIT製品の活用により、運用自動化にシフトし、監視総体コストの削減化に成功いたしました。

 

 新規案件は最初からクラウドに踏み出し、迅速な対応へ

 

富士通事業部内の案件担当者の中には、これまでAWSを利用したことがない技術者も多く在籍しており、AWSを使いこなせる専門要員が不足している状況でした。そこで共通基盤を作った弊社クラウドチームが、各個別案件のAWSアーキテクチャ設計並びに構築支援を担当することに決まりました。

案件は最初からクラウド上に構築することにより、システム全体の冗長性や俊敏性などのメリットが受けやすくなり、事業のスピーディーな展開に柔軟に対応し、かつ運用負荷の軽減と柔軟な拡張性を実現させました。

ベンチャー・スタートアップ企業のサービスに必要とされる基盤環境をAWS上で短期間での提供が可能になったため、各案件の設計&構築に注力できます。

 下記アーキテクチャ図に、弊社が設計及び構築した個別案件構成の一例が描かれております。

 (画像をクリックすると、大きなサイズの画像が表示されます)

 

主にEC2ELBRDSS3等のサービスをメインに利用することを前提としたアーキテクチャとなっております。該当個別案件の環境はVPCピアリングを通じて、共通基盤に統一運用監視されております。案件構成はコスト削減、監視の省力化、耐障害性等を念入りにしており、お客様のニーズに応えるとともに、お客様がより本業製品開発に注力できるようになりました。

 

 APNパートナーとしてさらなる支援へ

 

今後弊社は、AWSを重要な戦略としてさらに特化していくつもりです。そこで、弊社はAWSパートナーネットワーク(APN)の一員として、お客様に寄り添いながら、AWSの利便性をより多くの企業様に知っていただき、あらゆる分野での支援を行っていきたいと考えております。