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弊社社長劉甚秋が、ラジオNIKKEI「ながら日経」に特別出演 ~理系大学院生の就職活動に関する最新動向を語る~
2025年8月4日、株式会社PKUTECH(以下、弊社)社長の劉甚秋(以下、劉社長)が、ラジオNIKKEIのビジネス情報番組「ながら日経」(※)に出演いたしました。
(※)「ながら日経」は、日経電子版の主要ニュースを”ながら聴き”できる人気Podcast番組です
今回の番組では、「理系大学院生の就活最前線 ~研究とキャリアの狭間で~」をテーマに、理系大学院生のキャリア形成に関する課題や、企業としての取り組みなどについてコメントしております。
放送内容の文字起こし要約は、当社製品「Egeria-Voice」にて生成された内容をご参照ください。
【番組概要】
・番組名:ながら日経
・テーマ:「理系大学院生の就活最前線 ~研究とキャリアの狭間で~」
・弊社出演者:代表取締役社長 劉甚秋
・配信日時:2025年8月4日(月)17:00~
・視聴URL:8月4日(月)特別番組「理系大学院生の就活最前線〜研究とキャリアの狭間で〜」|ポッドキャスト|ながら日経|ビジネス|ラジオNIKKEI
【Egeria-Voice要約内容】
8月4日(月)特別番組「理系大学院生の就活最前線〜研究とキャリアの狭間で〜」
https://www.radionikkei.jp/podcast/episode.html?p=nagara&e=3c8db8f8-7095-11f0-ae9f-0786a4141126
※下記文章は、「Egeria-Voice」にて生成された要約です。配信されている番組の全編を文字起こししたものではありません。
◆理系大学院生の就職活動の早期化
DJ_Nobby:
理系大学院生の就職活動が早期化しているというニュースについて、劉社長はどのように感じていらっしゃいますか?
pku_劉社長:
このニュースについては、一概に良い悪いとは言えないと思います。日本の大企業の採用の考え方として、ドクターや修士のキャリアが自社に合う場合は早く採用してインターンに呼ぶ、合わなければ採用しないという傾向があります。これは大企業の事情として理解できますが、私たちのようなAI企業では、修士やドクターを「キャリア」ではなく「素材」として見ています。つまり、どんな分野のドクターや修士であっても、その素地を活かしてAI分野で活躍できるように育てていくという考え方です。
DJ_Nobby:
素材、というのは具体的にどういう意味でしょうか?
pku_劉社長:
例えば、当社で採用しているメンバーは数学や物理、コンピューターサイエンス、生物、化学など多岐にわたります。大企業だと「うちの業務に関係ない」となりがちですが、私たちは違います。特にドクターに求めるのは、数学や統計学の知識、頭の良さ、そして落ち着いて研究できる能力と習慣です。大学生よりも、修士やドクターの方がこの「研究の習慣」が身についているので、非常に良い素材だと考えています。
DJ_Nobby:
研究経験や習慣が大事だということですね。
pku_劉社長:
はい、その通りです。研究の習慣と能力があれば、たとえ専門が数学や物理でも、半年から1年かけて育成すればAI分野で即戦力になれます。OJTのような形で、早い人は半年、遅い人でも1年で十分に活躍できるようになります。
DJ_Nobby:
今、修士1年目からインターンや採用活動が始まるほど早期化していますが、この状況についてはどう見ていますか?
pku_劉社長:
これは日本企業全体で人材不足が深刻化しているため、各社が競争して早く人材を確保しようとする社会現象だと思います。仕方がない面もありますが、早期化が進みすぎると、落ち着いて研究する時間や習慣が身につかなくなる懸念もあります。
DJ_Nobby:
研究と就活の両立が難しくなるということですね。
pku_劉社長:
そうですね。ただ、当社の場合は、修士やドクターの方にはまず研究論文をしっかり仕上げて卒業してもらうことを重視しています。また、インターンに来ていただく場合も、当社のAI研究テーマとご本人の研究テーマがうまくつながるようにしています。最近は生物分野でもAIを活用する流れが出てくるなど、企業のテーマと修士・ドクターの論文テーマが相乗効果を生むことも多いです。
DJ_Nobby:
逆にマッチしない場合はどうされているのでしょうか?
pku_劉社長:
その場合は、やはり企業の責任として、修士やドクターの方にはきちんと卒業していただくことを優先します。過去には、卒業が難しい方には入社を1年待つこともありました。それでも当社で活躍していただきたい人材であれば、待つ価値があると考えています。
DJ_Nobby:
PKUTECHではどのように人材と出会い、採用しているのでしょうか?
pku_劉社長:
当社では直接採用とエージェント採用の両方を行っています。ただ、研究テーマの内容そのものよりも、候補者が自分の研究内容をロジカルに説明できるかどうかを重視しています。専門外の人にも分かりやすく説明できる能力があるかどうかがポイントです。逆にそれができない方は、頭の中が整理できていないと判断し、採用を見送ることもあります。
DJ_Nobby:
日本の大企業はどこを見て採用しているのでしょうか?
pku_劉社長:
多くの場合、研究テーマが自社の業務内容と合うかどうかを重視しています。これは非常にもったいないことだと思います。業務に直接関係ない研究テーマでも、優れた能力を持つ人材はたくさんいますので、もっと幅広く人材を活用してほしいと感じています。
◆博士人材の育成と活用
DJ_Nobby:
日本では博士課程に進む人が少なく、博士を取得してもキャリアが見えにくいという課題がありますが、劉社長はどのようにお考えですか?
pku_劉社長:
この課題には2つの理由があると考えています。1つは日本の大企業の採用の考え方で、キャリアのマッチングばかりを重視し、人の能力そのものを十分に見ていない点です。もう1つは、大学の先生方の研究内容が実社会の課題から離れすぎていることです。
DJ_Nobby:
海外、特に中国ではどうなのでしょうか?
pku_劉社長:
中国では、大学の先生方が企業と共同研究や委託研究を積極的に行っています。そのため、博士課程の研究テーマが企業のニーズと密接に結びついており、企業も積極的に博士人材を採用します。逆に、先生方が企業からの委託研究を多く抱えているため、優秀な博士課程の学生をなかなか卒業させたがらないという社会問題もあります。
DJ_Nobby:
日本の大学と企業の産学連携が進まない理由はどこにあるとお考えですか?
pku_劉社長:
これは大学や先生方のカルチャーに起因する部分が大きいと思います。大学の教授が社会的に高い地位にあり、企業を軽視するような風潮が残っていることも一因です。アカデミックな論文を書くことが重視され、企業と連携して社会的に評価される研究が十分に進んでいません。大学も企業も、もっとオープンに連携し、制度や仕組みを改革していく必要があると考えています。
DJ_Nobby:
博士課程に進む学生が少ない理由として、経済的な問題も大きいと聞きますが、その点はいかがでしょうか?
pku_劉社長:
その通りです。日本では修士課程を修了した後、博士課程に進まない理由として「金銭的な余裕がない」という声が非常に多いです。特に地方の学生は、家計の事情で進学を断念するケースが目立ちます。中国では修士や博士課程の学費が比較的安く、さらに奨学金やプロジェクト参加による報酬も充実しています。日本でも、修士・博士課程の学費免除や奨学金の拡充が必要だと強く感じています。
DJ_Nobby:
PKUTECHでは採用した博士人材や修士人材をどのように育成しているのでしょうか?
pku_劉社長:
当社では入社後1年間をかけて、蓄積したAIモデルやノウハウを徹底的に学んでもらいます。どの論文やモデルがどの課題に有効か、先輩や社内のデータベースを活用して学びます。その後は実際のプロジェクトに参加し、先輩と一緒に難しい課題に取り組みます。また、当社のAIドクターには業務の半分を自由研究に充ててもらい、自分の興味や新しい技術を追求できる環境を用意しています。これが新規事業や特許取得にもつながり、本人の達成感や成長にも大きく寄与しています。
DJ_Nobby:
最後に、今後大学や企業、国が果たすべき役割についてお考えをお聞かせください。
pku_劉社長:
国には、産業補助金を大企業だけでなくベンチャーや中堅企業にも広く出していただきたいです。また、修士・博士課程の学費免除や奨学金の拡充も必要です。特にAIや量子コンピューターなど重点分野では、学費を全額免除し、博士課程の学生には企業の初任給以上の奨学金を支給すべきだと思います。大学は産学連携を本質的に進化させ、制度や仕組みを改革し、先生方もプライドを捨てて企業と積極的に共同研究を進めてほしいです。こうした取り組みが、理系大学院生や博士人材が安心して研究に打ち込める環境づくりにつながると考えています。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社PKUTECH
企画担当:原田
E-mail:innovation@pkutech.co.jp